2010年6月11日

エゾシカが誕生しました。

6月6日12:45

エゾシカの赤ちゃんが誕生しました。

お母さんは白い耳標をつけたシンディです。

朝から他の個体とは離れて横になることが多かったお母さん。

出産が近いと思っていたら、

11:45頃から分娩が始まり、1時間で出産となりました。

誕生後間もなく授乳を確認。

 

その後、何度も転びながら立ち上がり、歩きだしました。

 

エゾシカの赤ちゃんは野生下では茂みなどに身を潜め、

授乳の時にだけ母親と一緒にいます。

動物園でも例外ではなく、普段は物陰に隠れており、

ご覧いただけない事が多いかと思われます。

ですが、もう少し大きくなると親と一緒に行動するようになりますので、

元気に動き回る様子がご覧いただけるようになります。

 

この赤ちゃんの妊娠は、

昨年の11月の帯広畜産大学との共同研究における

エコー検査により判明していました。

赤い丸の部分がこの赤ちゃん、おおよそ4週くらいの頃です。

当時の大きさ約13mm。

大きく育ち、無事に誕生しました。